店主が香港駐在時によく食べていた料理で、中国の杭州の料理です。料理名の由来は諸説ありますが、昔の中国で鶏を盗んだ乞食が逃げる際に、どこかに隠そうと思い、蓮の葉にくるんで土に埋めたがそのままでは埋めた場所がわかってしまうためその上で焚き火をしていたところ、埋めた鳥がいい具合に蒸されたことにより抜群においしい料理ができたというものです。
さらに、乞食鶏の匂いは王都まで届き、その匂いを嗅ぎつけた王様がこの料理を食べさせろと言って、乞食の元へ家来を使わせ取り寄せたと言います。そのあまりのおいしさに乞食は盗みの罪を無罪放免にされたと言います。今では乞食鶏から転じて富貴鶏とも呼ばれています。店主が東京に帰任した際に乞食鶏を食べたいと思ったところ、高級中華料理店で高価な値段でしか食べられなかったため、自身で独自の調理方法を研究し、安価に手軽に食べられるようにしました。また中華料理だった乞食鶏をオリジナルにアレンジし、いくつかのラインナップを揃えましたので飽きることなくお楽しみいただけると思います。